HYPERPRO サスペンションスプリング


ハイパープロ社が独自設計する『コンスタントライジングレート』をもつサスペンションスプリング。 サスペンションの動きに追従してバネレートが常に変化。柔らかすぎず硬すぎない状態を維持し、高負荷のコーナリングや急ブレーキ時も踏ん張る力を併せ持ちます。


●  コーナー手前のブレーキング時におけるキャスタの変化を適正化し、次の動作に移りやすくします。 コーナリング中の細かなギャップを吸収し、乗り手の邪魔となる振動をなくします。
通常のスプリングと違い一定のバネレートがないため、共振することがありません。
コンピューター制御の工作機械で巻き取られたスプリングにショット処理を施し、性能の劣化につながる表面の微細なキズを取り除きます。 さらに、完成後には一本ずつテスターによる性能検査が行われます。
ハイパープロ社の本拠地オランダでは、救急バイク全車にハイパープロのスプリングが装着されています。


スプリングタイプ別性能比較


①コンスタントライジングレートスプリング
(ハイパープロ)

サスペンションの動き(ストローク)に合わせて常に変化し、立ち上がっていくレートが、ストローク初期の快適性と末期の踏ん張りをサポートします。硬すぎず、また軟らかすぎずという状態を常に維持します。
 
②ツーステッププログレッシブスプリング

サスペンションのストロークによって変化する二つのレートを持ち、リニアレートスプリングの欠点を補っています。段階的なレートの変化はハンドリングの違和感を生じます。
 
③リニアレート(シングルレート)スプリング


サスペンションの全ストロークにおいてレートが変化しないため、硬すぎる軟らかすぎるという症状が生まれやすいスプリングです。サーキットなど条件の安定した状況に適します。
 




①低負荷:通常走行時等

ハイパープロ
目の細かい(軟らかい)部分が路面の細かなギャップを吸収し、乗り心地を向上させます。
リニアレート(シングルレート)
硬いスプリングは乗り心地が悪く、軟らかいスプリングは③の高負荷時に底付き等の問題が発生します。




②中負荷:コーナリング時等

ハイパープロ
徐々に反発力を増して、走行上の理にかなったスムーズな沈み方をします。
リニアレート(シングルレート)
徐々にではなく一定の反発力で沈んでいくため、変化する路面に追従しません。
 



③高負荷:急ブレーキ時・タンデム走行時等

ハイパープロ
リニアレートスプリングと違い、軟らかさと硬さを柔軟に両立させる事ができるため、高負荷時には最後まで踏ん張ります。
リニアレート(シングルレート)
①と逆の状態。軟らかさと硬さを両立させることができないため、性質がどちらかに寄ってしまいます。
 
独自の不等ピッチで巻かれ“コンスタントライジングレート”というバネレートを持つハイパープロスプリングは、ストローク初期にはソフトに路面に反応して快適性を保ちます。そしてフルブレーキングやハイスピードコーナリング時などのストローク末期には立ち上がるように大きくなるバネレートでしっかりと踏ん張ります。
また、末期レートに設けられた安全マージンが底付きを防ぎ、タイヤのロックを抑制。この“コンスタントライジングレート”は車種別に設定され、継ぎ目のないバネレートがスムーズな乗り心地をも実現します。


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