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LED ナンバーサイドウインカー 開発秘話

人気商品を超えろ
アフターパーツとしてのウィンカーに求められるのは、視認性はもちろんのことやはりデザインが最重要項目。 現行品のスリムタイプが市場に浸透する中、「All in One」装着のコンセプトを継承しつつ、技術的進歩を盛り込んだデザイン性の高い新製品を求めて開発がスタートしました。 (この記事を書いている)私もデザインに関わっていたのですが、弊社の人気製品であるフェンダーレスキットやリフレクターとの相性をも満たすデザインを考えることは簡単ではありません。

悩む、悩む、悩むこと5年
NG案1 NG案2

これらのNG案はほんの一部。実際にはかなりの数のデザインが飛び交いました。アイデア自体は無限ですが「強度」や「コスト」という言葉が混じると幅は極端に狭まります。「現実的かつ新鮮な製品」を無数のラフの中で煮詰めることが当面の課題となりました。 ウィンカーは道路運送車両の保安基準をクリアする、つまり車検対応品である必要があります。リアウインカーは後方から見て発光面積が7cm²以上でないといけません(Eマーク取得製品は除く)。 フェンダーレスキットを装着した状態でもこれをクリアし、かつコンセプトに合致し、お買い求めやすい価格、剛性も確保して・・・(悩) 検討を重ねに重ね、このように仕上がりました。

最終デザイン


小粒でもピリリと効いた製品に
発光面積はナンバー角45°で片側7.99cm2を確保。通常基板上に配置するダイオードを配線の中に組み込むなど発光部以外を極力小さくすることでかなりコンパクトな形状に。(下左図参照) また、内側は従来のレンズカットでなくショット加工でシンプルな外観に仕上げました。


レンズの色に関しては、右上の写真のように「色濃度」や「ショットの強さ」などを変えたサンプルを用意し、実際に発光させて質感や透明感がベストのものを選定。材質は硬質で透明度の高いポリカーボネート樹脂製(現行品同様)です。 そして本製品における最大のポイントがLEDチップの進化です。 “レンズカットで光を反射させる”現行品より光量を上げるために、チップを増やして“レンズ面全体を光らせる”方法をとりました。 LEDは高輝度ですが直線的な光のため、レンズのどの場所でも均一に光らせるにはチップの配列に工夫が必要です。 ここで一番の問題となったのが廃熱処理。 LEDチップを密集させるとチップや抵抗に熱が溜まり抵抗値が安定しません。これを打破するために、一般的な抵抗ではなく特に熱に強い特殊な抵抗体を採用することにしました。

  ポッティングテスト品
※製品版とは異なります

また、基板の耐性を高める防水ポッティングは、基板に多くの肉抜きを施すことで処理時間を短縮できるように工夫しています。
こだわりにこだわりを重ね、5年間という長い開発期間を経てようやく販売することができました。 渾身のアクティブ製「LEDナンバーサイドウインカー コンパクト」をぜひお試しください!


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