EWC(FIM 世界耐久選手権)に挑むTeam Kawasaki Webike Trickstarを、アクティブがサポートして今年で2年目になります。今シーズンは初戦ルマン24時間の2位表彰台を皮切りに存在感を見せ続け、シリーズランキングでは4位まで上り詰めました。
実に、昨シーズン10位からの大躍進!本記事では、サポートパーツであるGALE SPEED TYPE-SB1ホイールにフォーカスし、チームを率いる鶴田竜二チームマネージャー(上写真 右)にお話を伺いました。



GALE SPEED TYPE-SB1 × EWC現場の声

ー 耐久レースを戦い抜くためのホイールとは何か ー


世界耐久選手権(EWC)のマシンづくりは、スプリントレースとはまったく異なる理論と経験の積み重ねで成立している。
24時間という極限の戦いを走り切るため、ホイールには「鋭い加速を生む軽さ」だけでなく、「長時間の過酷な負荷に耐える強度」と「スムーズなピット作業のための整備性」など、多角的な性能が求められる。そんな過酷なレース環境において、GALE SPEED TYPE-SB1 ホイールは実戦でどのように評価されているのだろうか。






24時間レースが要求する“耐久マシンの作り方”

 
耐久レースの現場で話を伺うと、スプリントの数十倍もの時間を走り続ける環境では、ほんのわずかな要素が致命的なトラブルにつながるという。
たとえばハーネスのわずかな遊びでさえ、振動による被覆破れを招き、電装トラブルの原因になりかねない。ラジエターとエキゾーストパイプのクリアランスも、ただ触れていなければ良いという話ではなく、長時間の極限状態でも干渉を起こさない“確かな基準”があるそうだ。
そして、かすかな振動音でさえパーツ同士の接触を疑い、原因を徹底的に追究し、納得できるまで何度も再調整を繰り返す――それが耐久レースの“普通”なのだという。


ピットワークを前提に設計される耐久レーサー

 
耐久レースでは「コース上の速さ」だけでなく、「ピットワークの早さ」も同じくらい重要。
タイヤ交換や給油のスピードはもちろん、アクシデント発生時のリカバリー力、自走でピットへ戻れる頑丈さや、復旧作業のしやすさもリザルトに大きく影響する。ライダーだけでなく、クルーを含めたすべての行程がレースそのもの。あらゆるシチュエーションを最短でクリアできるパッケージを用意することが、チームとマシンに求められる重要なファクターとなる。


過酷な耐久レースのタイヤ事情

 
24時間耐久ともなると、使用するタイヤはコースによっては30セット近くに達することもあるという。当然、同じコンパウンドを一定間隔で交換していけばよいわけではない。路面温度は刻々と変化し、突然の雨に見舞われることもある。
そのためタイヤ担当クルーは、ほぼ付きっきりで急なコンディション変化に即応できるよう備えている。換装してすぐに走り出せる状態のタイヤを常に準備し、その数はなんと10〜12セット。複数種類のタイヤをホイールに組んだまま、常時スタンバイしている。


前提にあるのは耐久力と信頼性

 
レギュレーションでホイールの変更が認められているEWCクラスでは、1gでもパフォーマンスの高いホイールを選びたいところだ。しかし欠かせないのは、長丁場を戦い抜ける耐久性と信頼性である。
軽さだけを追求すればカーボン素材に分があるが、耐久性を前提とすると選択肢はアルミ鍛造に限られる。そして、長時間にわたり十数セットを何度も交換し、マシンを直に支える高重要度のアイテムである以上、エラーのない高品質なものを使いたい。もちろん、リニアでレスポンスの高い運動性能も求められる。こうした熟慮の末に選ばれたのがTYPE-SB1。世界最高峰の耐久レースEWCでシリーズ4位まで上り詰めたKWTクルーとともに戦い抜けたこと、我々にとってこれほど光栄なことはない。





EWCレベルの性能を市販車でも



KWTと共に活躍したGALE SPEED TYPE-SB1は、ただのホイールではありません。これまでも数々のレースシーンで耐久性と信頼性を積み重ね、ライダーとマシンをしっかり支えてきた実績があります。

そして大きなポイントとしては、このホイールのベースは市販モデルと共通ということ。つまり、EWCレーサーが信頼する性能を、あなたのZX-10RR(もちろん他の車種でも)にインストールできるのです!ストリートでは軽快で扱いやすく、アクセルやブレーキへの反応もリニアで旋回や加速のたびにマシンとの一体感を感じられます。サーキットに持ち込めば、一線級のパフォーマンスをしっかりと味わえることでしょう。

TYPE-SB1は街乗りからレースまで、あらゆるシーンでその実力を感じられるホイールです。あなたのマシンに装着すれば、EWCレーサーの世界にぐっと近づいた気分になれるはず。路面の感触や加速の手応え、旋回時の気持ちよさ――ぜひ自分のライディングで確かめてみてください。





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