GALE SPEED誕生と「TYPE-C」の登場まで




2000年代初頭、日本国内の二輪アフターマーケットにおいて高性能ホイールといえば、鋳造マグネシウム製でした。一般ユーザーがホイールをカスタムするというカルチャーはまだ馴染みが無い時代。鍛造マグネシウムも出始めたころですが、どちらにしても非常に高価で手が出しにくく、もっぱらレースユースが中心でした。

そんな中で、「もっと多くの人に高性能ホイールの恩恵を届けたい」という思いから、2002年に株式会社アクティブが立ち上げたブランドが『GALE SPEED(ゲイルスピード)』です。

GALE SPEEDが注目された最大のポイントは、4輪ホイールでは一般的になりつつあった「鍛造アルミ」を用いたこと。 鍛造アルミは鍛造マグネシウムに比べてコストが低く、比重と強度のバランスが良く、さらに剛性と軽量性を両立できる設計自由の高い素材です。

この特性を生かし「レースで使える性能を持ちながら、ストリートでも使いやすいホイール」という新たな価値が生まれました。

そして、GALE SPEEDブランドの記念すべき初代モデル「TYPE-C」を2002年の東京モーターサイクルショーにて発表、翌2003年に発売を開始しました。価格は前後セットで14万8000円、当時はステンレス製フルエキと同等の価格設定。これはアフターのホイールとしては破格で、多くのユーザーに衝撃を与えました。

TYPE-Cは、デザインと性能に加え「高性能ホイール=高価」の常識を覆したブランドとして認知度を一気に高め、アフターホイール市場における確固たるポジションを築くきっかけとなりました。

GALE SPEEDはその後も更に軽量化を目指した「TYPE-R」「TYPE-GP1S」、クラシックラインの「TYPE-N」「TYPE-J」など、ニーズに応じたラインアップを拡充。マグネシウムモデル、カーボンモデルの開発も経験しながら発展を続け、世界の舞台で活躍しています。








ホイールの歴史


2003年 TYPE-C [廃番品]
ゲイルスピードの原点となるモデル。回転方向を設けたシンプルな5本スポークが特徴。リムからの衝撃を受け止めるスポークは応力が集中するハブ部分に近づくにつれ太くなっています。リムの軽量化によってジャイロ効果を軽減し、ハンドリングを向上。計算された重量配分とバランスされた剛性を実現しています。

2004年 TYPE-R
「Revolution」「Racing」「Radical」の意味を込めたモデル。回転方向に流れるようなラフメッシュスポーク。スポーク剛性の向上により、TYPE-Cよりもリム部の軽量化を実現。GALE SPEEDの中でも一番のロングセラーモデルで、今日までに何度かのマイナーチェンジを行い常に性能を向上させています。
 
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2006年 TYPE-M [廃番品]
マグネシウム鍛造ホイールで、軽量性を追求したモデル。レースシーンでの使用も想定して各部の剛性を再設計。デザインはTYPE-Rと非常によく似ていますが、スポークの太さ、リム形状や厚み等はマグネシウムの特性を活かした仕様に調整されています。
 

2006-2007年 TYPE-R 12/10インチ [廃番品]
小排気量車両向けに設計されたTYPE-Rの派生モデル。12インチおよび10インチサイズで、軽量化と高剛性を維持しつつ、ミニバイクのパフォーマンス向上に貢献します。スポークデザインやリム形状は、TYPE-Rを踏襲しています。
 

2008年 TYPE-N
TYPE-Nは、1970年代の絶版車や近年のネオクラシック車にマッチするクラシックな6本スポークデザイン。17インチと18インチをラインナップし、旧車の足元に自然にフィット。最新技術で安心の性能も確保しています。
 
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2009年 TYPE-S
15本スポークのTYPE-Sは、TYPE-Rを超える軽量化をねらった上位モデル。市販前は『TYPE-GP』という名称で、MotoGP Moto2チームに供給していた経歴を持っています。街乗りやツーリング用途はもちろんサーキットにも最適で、スポークホイールのような見た目が、存在感のある足元を演出します。
 
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2011年 TYPE-D [廃番品]
ゲイルスピードの次なる進化に向けて、「より軽量」で「より高性能」なホイールを生み出すべく、“カーボンファイバー”を素材とし、国内屈指のレーシングカービルダーである童夢カーボンマジック社(現 東レ・カーボンマジック社)の協力を得て、“カーボンコンポジットホイール”を発売しました。
 

2011年 TYPE-GP1 Al/Mg [廃番品]
TYPE-GP1は、レースでの優位性を目指したレース専用モデルです。内部をえぐるように削った5本のラウンドスポークが特徴で、しなやかなスポーク剛性が旋回性能を高めます。海外ではMotoGP Moto2クラス、国内ではJSB1000やJ-GP2で活躍。アルミニウムモデル(Al)とマグネシウムモデル(Mg)をラインナップ。
 

2012年 TYPE-GP1S
TYPE-GP1 Alをストリート向けに再設計。走りの質はそのままに、各部の厚みを調整してJWLを取得したのがTYPE-GP1S。材質はアルミニウム。現在、国内外で多くのレースに採用されており、ストリートでもGALE SPEEDの人気モデルとなっています。
 
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2013年 TYPE-GP1SM [廃番品]
TYPE-GP1 Mgをストリート向けに再設計。走りの質はそのままに、各部の厚みを調整し、JWLを取得したのがTYPE-GP1SM。材質はマグネシウム。
 

2015年 TYPE-GP1S モノアーム
TYPE-GP1Sの運動性能とデザインはそのままに、DUCATIやBMWなど片持ちスイングアーム(モノアーム)に対応させたモデル。軽量性を高め、レースユースにも十分対応できるホイールです。
 
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2018年 TYPE-SB1
レースレギュレーションの変更で使用が制限されたマグホイールに代わる存在として開発された、GALE SPEED最軽量のアルミ鍛造モデル。徹底的に薄肉化された超々ジュラルミンでの設計により、マグネシウムに匹敵する軽さと十分な強度を両立。公道使用に必要なJWL適合品。レースからストリートまで幅広く対応します。
 
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2019年 TYPE-E
「Endurance(耐久)」と「Eight(8本スポーク)」を意味するTYPE-Eは、日常使いや長距離ツーリングを意識した設計。リムセンターのくぼみ(ウェル部分)形状を大きく取ってエアボリュームを増やし、快適性を向上。エア圧の長期安定性も高いストリート特化型ホイールです。
 
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2023年 TYPE-J
80年代のキャストホイールを彷彿とさせるデザインに、最新の技術を融合。クラシックな見た目でも、中身は高性能。絶版車はもちろん、近年のネオクラシック車に装着しても個性を引き立てる独自のスタイルが魅力。ゲイルスピード初のコントラストカットのラインナップを持つ存在感のあるモデルです。
 
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2025年 TYPE-X
CT125用の開発からスタートしたモデル。クロスカントリー(X-Country)を意識したメッシュスポークデザイン。チューブレス構造と、リムフランジ部の強化で、未舗装路や長距離移動にも最適。力強さと繊細さが融合したデザイン、そして高い耐久性を備えたホイールです。
 
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