ABSブレーキホース用フィッティングパーツ
 

ABSユニット側のIF規格にAN規格のブレーキホースを接続するための変換アダプター。
ハンドル・マスターシリンダー・キャリパーなどの交換の際、
ホースの部分変更のみで対応できます。


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近年、ABSユニットのブレーキラインはユニットから金属パイプが伸び、その先でブレーキホースに切り替わってマスターやキャリパーに通じる構造が主流です。

その場合、ブレーキホースの交換には2つの方法があります。

『金属パイプごと新しいホースに換える方法』と、下図のように『金属パイプの先のホースを換える方法』です。今回はなるべく純正パーツを生かす後者の場合に最適なアイテムをご紹介します。


ABS車両の純正ブレーキホースにおいて、金属パイプが使用される場合は『IF規格』が採用されていますが、アフターパーツメーカーでは『AN規格』が使用されるケースが多いことから、これまでは金属パイプを全てホースにかえる方法や海外製の変換パーツを新しいホースにカシメて組み付けることが主流でした。しかしこれらは作業の難易度が高く、また非分解構造の部位もあることから、コストが高くなる点がネックでした。

今回ご紹介するパーツは、IF規格をAN規格に変換するパーツです。このパーツを使用することで、ハンドルやマスターシリンダー、キャリパーを換える際も、交換箇所を抑え、比較的にシンプルにカスタムすることができます。
 





ABSユニットから伸びる金属パイプ(ホース)の先端」に「ABSブレーキホース用フィッティングパーツ」を装着することで、適切な長さのユニバーサルホースフィッティングを選ぶことができます。 のちにハンドルやキャリパーを換えたい場合でも、ユニバーサルホースフィッティングの変更のみでカスタムが可能です。
 





IF規格とは(Inverted Flare)の略称、AN規格とは(Army Navy)の略称です。

IF規格とAN規格の違いは、テーパー状のシーリング(繋ぎ目から漏れを抑制する役割)部の向き(凸/凹)と角度にあります。 IF規格は内向きの45°、AN規格は外向きの37°で設計されています。




オス側のシーリング部が
メス側のシーリング部が

フィッティングの規格




IF1.0の「1.0」とはピッチを示し、1.0とはネジ山間隔が1mmであることを示します。 また、AN3など"AN"に続く数字はホース外径/ネジサイズを表し、AN2からAN32まで様々なサイズがあります。 オートバイのアフターパーツでは、ブレーキホースには主にAN3を、オイルクーラーのホースにはAN6やAN8を使用します。 AN3規格のブレーキホースには、バンジョーアダプターやブレーキアダプターもAN3規格の製品を合わせます。






各パーツの使い方はこちら




#3 フレアナットアダプター

スペースが狭い場所やボルト固定できない場所で活躍。
タイラップ固定用の溝を設けています。




#3 フレアブロックアダプター
ストレート

純正ブロックアダプターに最も近い形状。ボルト取付穴を設け、複数のアダプターの同時固定も可能。




#3 フレアブロックアダプター90°

純正ブロックアダプター90°の取り廻しに利用可。ストレート同様、ボルト固定穴を備えます。




#3 フレアブロックアダプターT字

IF接続部からT字でブレーキホースの取り出しが可能。
フロントがダブルディスクの車両に最適です。




#3 フレアブロックアダプター バンジョー

バンジョーアダプターとボルトを組み合わせ、自由度の高いレイアウトが可能。